おひさしぶりです。

こちらでは随分とご無沙汰していました。ものです。最初の記事を書いたのが2012年。そして現在は2018年。 2015年でハンパに中断されている記事。性格が如実に表れている。5年あまりの時間で親との関係や私自身の心境は怒涛の変化を遂げた。そもそもこのブロ…

実家を出た。

最後の記事を書いてから大分時間が経った。2014年6月末、私は遂に実家を離れ長年の悲願であった一人暮らしを始めた。とはいっても実家から車で30分ほどの場所に安アパートを借りたのであるが、今までの人生で一度も両親と離れて暮らしたことのない私には大き…

5 最大の禁忌を犯す。

大学を卒業した後も実家から通える距離の職場に就職し、両親との同居が続いていた。就職して間もなく、わたしはあれほど両親から口酸っぱく言われていた一つのタブーを犯した。親の宗教の悩みについて初めて深く相談に乗ってくれる男性に出会い、日常的に相…

4 思春期におけるアイデンティティの揺らぎ・気づき。

中学・高校に進学すると、教会への足が段々と遠のいて行った。礼拝のある日曜日も勉強や部活等で忙しくなったことや、教会に同じ年頃の二世の友達もいなかったことなどが理由だった。 また生活の中で学校や友人との関わりなど一般社会の比重が大きくなる中で…

3 「神の子」として生まれ、育つ。

※ やはり生来の不精って治らないんですね。ブログはじめるお!と意気込んだはいいものの早速長い事更新が滞っていました。忘れ去られた頃に再開します。まあ、その前に少し閑話休題。 どうやら現役信者の方も見てくれているようなので、ちょっと事前に弁解し…

2 両親が教祖によって結ばれるまで。

初めましての方はこちらからどうぞ。↓ はじめに 1ところで、両親は同じ宗教を信仰してたとはいえ、かなり離れた場所で生活していたのだ。 互いのことも全く知らない。そんな二人が何故出会い、結婚したのか。その宗教が最も重んじていたものは「家族」だっ…

1 両親が宗教に出逢い、入信するまで。

わたしの両親は、とある新興宗教の熱心な信者である。キリスト教や仏教などといった既存宗教に比べ、異端的教義であること、反社会的な資金集め・勧誘の仕方などから、社会からは「カルト」と揶揄されることが多い。 一時期はマスコミに捻じ曲げられた姿を頻…

はじめに。

物心ついた頃から、ずっと悩んできたことがある。人から見れば「なんだそんな些細なこと」と思うかもしれないが、わたしにとっては人生の根幹を占める程重要なことだった。 しかし生来内にこもる性分故か、長いこと誰にも相談できなかった。 そもそも話して…