おひさしぶりです。

こちらでは随分とご無沙汰していました。ものです。

最初の記事を書いたのが2012年。そして現在は2018年。
2015年でハンパに中断されている記事。性格が如実に表れている。

5年あまりの時間で親との関係や私自身の心境は怒涛の変化を遂げた。

そもそもこのブログは、長年一人で抱えてきた「新興宗教二世であること」の悩みを整理し、乗り越えたいという思いで開設した。
乗り越えられたかどうかは分からないが、紆余曲折を経てある程度は決着がついたと言って良い。
当初は身バレを恐れ宗教名を隠して記事を書いていたが、もう隠す必要は一切ないのでこの機会に曝け出そう。

宗教の名前は「統一教会」。現在は名称を変え「家庭連合」と呼ばれている。
ただし私が渦中にいた頃は紛れもなく「統一教会」であったので、敢えてその名称を使い続けたい。

両親は若い頃に入信し「合同結婚式」と呼ばれる教祖による結婚の儀式によって夫婦として結ばれた。
その両親から産まれた私と弟は「祝福二世」と呼ばれ、独自の教育を施された。
私は祝福二世の中ではかなり上の世代であり、地方に住んでいたこともあり同年代の二世はいなかった。
幼い頃は仲が良かった弟ともいつしか疎遠になり、親との関係はこじれ、一人で長年悩み続けた。

悩みすぎて気が狂いそうになった20代半ばの私は、このブログを開設する少し前にツイッターアカウントを作成した。
そこで率直な思いを吐露し、同じく新興宗教の問題で悩むフォロワーからリプライを貰うことにより、新たな気付きや視点が芽生え、自分の内部でこねくり回していた悩みは可視化され整理されていった。
何よりもネット上とはいえ正直な気持ちを曝け出せる場があることがありがたかった。

当時はほとんど見当たらなかった同じ祝福二世のアカウントは、5年の間で激増した。
もちろんまっすぐに信仰に燃える二世もいたが、多くの二世はかつての私のように社会と教会の狭間でもがき苦しんだり、親との関係に悩み、恋愛や結婚の問題に直面していた。
親と同じ信仰を持たなかった宗教二世の苦しみというものは、当事者でないと理解できない複雑さを抱えている。

私はあの頃、話を聞いてくれる人間が欲しかった。
誰にも言えない苦しみを他者と分かち合い、圧し潰されることなく乗り越えていける力が欲しかった。
もしも私個人が経験したことが少しでも参考になるのならと思い、再びブログを書こうと思った。
かつての自分が一番言って欲しかった「あなたは一人ではない」という言葉を発するために。

何よりも私自身が大きな一歩を踏み出し、自分の人生を自分のものとして歩めるように。

再びこの場で「統一教会の祝福二世であったこと」に対して向き合おうと思う。




※基本書きたい時に書くスタンスなので不定期更新です☺
 Twitter(@MONO_ISHI)も引き続きよろしくね。